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あいやーブログ

漫画描き、あいやーぼーるのブログ

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本棚物語~のの、怖ろしい御仁

rakugaki132a.jpgさぁ行きますよ。久しぶりの長文ネタ日記です。
お読みになる方は、お覚悟くっさい?

・・・まじで、長いや。コレ。

それは今月の初め。アシ仲間の、ののが、
本棚を組み立てるのを手伝ってあげる♪と
うちに来た時の事です。
前の日記にも少し書いたかもしれないですが、
私、本棚を買ったはいいが、
組みたてずに放置したまま、何ヶ月も過ぎていたんです。
(現状でどうにかなってしまっていたのが、最大の原因。)

その日、私はちょっとやることがあったので、
その間、ののに本棚を組み立て始めてもらうことにした。
なんで、最初のダンボールの封印をといたのは、ののだったんだよね。

私が部屋に戻ってくると、
のの「あいやー、これ結構部品多いねぇ!」
なんて言いながら、板の一つを触ってる、のの。
当の私は、それが多いのか少ないのか判断するほど本棚マスターではないので、
あいやー「そうねぇ」なんて相づちをうって、
あ「で?なにからやるの?」と、説明書を開いていたののに聞いた。
の「はい、あいやー、この木ネジここにさして!」と、言いながら、
持っていた板の側面にある穴全部にボンドを注したので、
あいよ、と言われるままにした。

これがいけんかった。

一通りその作業を終え、次の段階に進もうとした時、
気づく。なんか・・・おかしくね?と。
あ「これ、ここに繋げるはずなのに、穴、もうなくね?」
説明書をみると、ここは、どうしても直角に板をはめなきゃいけないのに、
すべての側面に、すでに木ネジを詰めてあったので、
はめる穴が、もう無いのだ。

の「あ。」
の「ここ、木ネジ、いらないや。」
ちょっとまて。さっき、お前、ボンド注したやろ。
の「大丈夫、大丈夫、乾いてないから、
引き抜けば取れるって。ペンチとかない?」
ねぇんだよ。
もちろん、手で引き抜こうと努力はしたけど、徒労に終わった。
仕方が無いので、ドライバーを使うことにした。
専用の金具を入れるための横穴と木ネジをさした穴がつながっていたので、
そこからドライバーで外に押し出そうとしたのだ。
の「を。なんとか出そう。
うんうん!なんとかなりそうだよ!」
なんとかしてもらわにゃ困る。

べきっ

の&あ「あ。」

こいつ・・・・っ!!
マイナスドライバー折りやがった!!!!
普通折るか?つーか折れるのか!??(安い奴だけどさ。)
先っちょが、カッターみたいに斜めに鋭く欠けている。
でも、まかり間違っても、カッターにはなりそうも無い。

の&あ「・・・・。」
の「私、ペンチ買って来るね!!」
当たり前だ。もちろん、
てめーの金でな。
の「じゃ行って来るから、ボンド乾かないように、水でもさしといてね!」
ののはそそくさと出て行った。

この時、
木ネジ、このまま抜けなかったら、と考えてみた。
このままだと新品の粗大ごみが後に残る事になる。
しかし、私はわりと冷静だった。
正直なんとかなるだろうと、思った。

ならなかったら?

そん時は、ののが、更にいい本棚をプレゼントしてくれるに違いないので、それはそれで都合がいい。
と、いうわけで、
一応、努力はするか、とボンドが乾かないように、
木ネジの根元に水をさして、ののが帰って来るのを待った。

しばらくして、ののが帰って来た。
タイプの違うペンチ二本と、ののが折ったのと同じ様なドライバーのセット。
うむ。なかなか気が利く。
早速、二本のペンチで木ネジ救出作戦が始まった。
ののがまず、ひとつの木ネジに手を伸ばした。
すぽんっ。
これがまた、ドライバーの犠牲もむなしく、簡単にとれた。
逆につまらん。
ののは景気良くどんどん木ネジをぬいてゆく。
じゃ、私も~と、手を伸ばす。
ぐりぐり。ぐりぐり。
・・・?
ぬけそうで、ぬけない。
ボンドを乾かぬようにとさした水で、
木ネジがふやけているからか・・・!?
でも、ののは軽快にどんどん木ネジをぬいている。
抜けないはずがない。
ぐりぐりぐりぐりぐりぶ・・・
あれ?おかしいぞ?
木ネジがだんだんワラみたいになってきてるぞ?
あ「のの!!あんた、どういうふうに抜いてるの??抜けないんだけど!?」
の「抜けるよ~。ちょっとふやけてるけど。」
ふやけているのは、これだけでは無いようだ。
のののやり方を見ていると、どうやら私のやり方が悪かったらしい。
素直に垂直にひっぱれば良かったのに、ぐりぐりヒネってしまったので、
繊維が崩壊してきたのだ。
結局、私が一本も引き抜けぬまま、ののは他の木ネジを全部抜いてしまった。
あ「のの、これも抜いて。」
の「まだ抜けてないの~??って何これ…!!」
木ネジがワラになっているくらいで驚くな。
の「これ、もう無理なんじゃね?」
そんな言葉が聞きたいんじゃないの!!
あ「なんとかしろ。」
の「・・・・。」
とりあえず、抜こうとするのの。
ぎりぎりぎり・・・。
の「・・・なんか、切れそうなんだけど・・・。」
あ「・・・。」
ぎりぎりぎりぎ・・・。

ぶっちりーん!!

あ~あ。やっちった。
ペンチがつかんだ所から、ぶちんと切れたのだ。
の「・・・これ、一本くらい余分なのあるよね?」
あ「あるんじゃない?」
の「・・・とりあえず、これほじくるか・・・。」
真っ二つになった、未だ穴に詰まっている木ネジをほじくり出す。
ワラと化した木ネジは、全部ほじくり返しても、やっぱりワラのままだったわけで・・・。
あんまりにも面白いので写真に撮った。

その後も違う部品ブッさして、半分くらい解体して組み立てなおしたりはしたけど、
なんとか、あと一歩で完成、というところまで来た。

そして、気づく。

木ネジが、
やっぱり、一本足りない。

あ「これってさ。要するに、代わりになんかさせる物があれば、いいんだよね?」
の「代わりになるものって・・・。」

選択肢一。
つまようじ。
選択肢二。
割り箸。

あ「割り箸にしよう。」

こうして。
我が家の本棚は無事に完成した。

そのどこかに、今も割り箸をさしたまま。

・・・以外に丈夫そうなので、安心はしているが、
ののに、もっといい本棚を買ってもらえなかった事は少し残念である。
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